櫛の種類と清潔に保つためのお手入れ法
用途に応じて櫛を使い分けよう
世の中に出回っている櫛には形状や材質が異なる様々なものがあり、100円で買えるようなものから高価なものまでたくさんの種類が存在しています。
大まかに分類しただけでも、日常的に使うようなセット用の櫛や美容室などで使用されているカット用の櫛、また簪と同じように髪飾りとして使用される櫛など色々なタイプの櫛が思い浮かぶのではないでしょうか。
髪の傷みが気になっていて絡まりやすい状態の髪に無理やり細歯の櫛を使用すると艶を出すどころか逆効果になってしまいますので、並歯や粗歯の方がいいでしょう。
またトリートメントを馴染ませるために櫛を使用するというのなら「木櫛」は不向きで、この場合は水洗いもできるようなプラスチック製のジャンボコームを使うことをおすすめします。
ただプラスチック製の櫛は静電気が起こりやすいという難点があるため、髪にとってはあまり良くないと言われることが多いようです。
櫛のお手入れ方法について
毎日洗っている髪をとかすだけなのに櫛が汚れていくというのはちょっと意外かもしれませんが、実際に櫛は少しずつ汚れていってしまうものです。
頭皮の皮脂とホコリとが混ざり合って櫛の細かい歯の間に溜まっていってしまうのです。
そんな櫛のお手入れ方法は材質によって異なってきますので、あらかじめ確認しておくことが大切です。
水洗いもできるというプラスチック製の櫛であれば、しばらく石鹸水につけておいて汚れを浮き上がらせた後にブラシなどを使ってそれを取り除きます。
水に濡らすことができないという木製の櫛の場合は全体に椿油などを馴染ませて一定の時間置いたあとで、浮かんできた汚れをハケなどで掻き出し最後に乾いたタオルで全体を吹き上げるようにするといいでしょう。
このときの時間というのは木の材質によって異なってくるといいますから、購入した際の説明に従うようにするといいでしょう。